こんな悩みを解決します。
「まだ本を書いたことないから関係ない」という人も、どこで購入できるのかを知ることができるので、最後まで読むメリットがあります。
私はこれまで8冊の電子書籍を販売するまでに、さまざまなプラットフォームを調べたので、参考になるはずです。
では、さっそく見ていきましょう。
執筆した本を販売するプラットフォーム5選
技術書典
一番有名なのは「技術書典」ですね。(技術書”展”ではない点に注意してください)
オンラインとオフラインの両方の販売に対応しています。
合計売上金額が20万円を超えるまでは手数料無料、超えてからは20%が差し引かれるようになっています。
「技術同人誌といえば技術書典」と言われるほど有名なので、ここで販売しない手はありませんね。
だいたい年2回くらい開催されるので、ぜひ出典してみてください。
BOOTH
技術書以外にも同人作品を販売できるプラットフォームが「BOOTH」です。
手数料がとにかく安く、一律で「5.6% + 22円」です。
一般的には10〜30%程度の手数料がかかります。
指定フォーマットでデータを用意すれば、紙の印刷と販売、発送も代行できるのもポイントです。
購入者にメッセージを送れたり、オプションで販売期間の指定なんかもできたりします。
日常的に販売するプラットフォームでは、BOOTH がダントツですね。
Zenn
エンジニア向けの記事投稿サービスでおなじみの「Zenn」です。
Zenn では PDF や紙の本の販売はできませんが、Zenn のサービス内で本の執筆と販売ができます。
手数料は 13.6% なので、Booth と比較すると少し高いです。
ただし、プラットフォーム自体の集客力があるので、手数料をカバーできる売上をあげられる可能性もあります。
少し手数料が高くても、本の執筆と集客にあまり手間をかけたくない、という人にオススメです。
Kindle ダイレクト・パブリッシング
Amazon の Kindle を知らない人はいないですね。
Kindle 版の書籍を出版するサービスを「Kindle ダイレクト・パブリッシング」といいます。
プラットフォームが世界トップレベルで使われているので、集客力はピカイチです。
そのかわり、手数料は 35% かかるので、それなりにもっていかれます。
Word など決められた形式で作成されていないとアップロードできないので、注意が必要です。
また、Kindle Unlimited での販売も可能で、読まれたページ数によって売上金額が決まるやり方もあります。
WordPress
WordPress はブログを簡単に作成できるソフトウェアですが、プラグインで販売機能をつけることもできます。
他のプラットフォームだと細かい規約がありますが、WordPress は自分のプラットフォームであるため、比較的自由にできるのがメリットです。
ただし、自分のプラットフォームで販売する場合は、必ず「特定商取引法に基づく表記」を載せておく必要があります。
公式サイトには難しいことが書いてありますが、ざっくり「販売元の正式な情報を載せる」という意味です。
例えば以下の情報ですね。
- 本名
- 住所
- 連絡先
「個人名や住所は載せたくない」という人は、他のプラットフォームで販売しましょう。
おまけ:技術書同人誌博覧会
名前が長いので「技術博」と略されることが多いです。
技術書典ほど有名ではありませんが、オフラインの販売に対応しています。
出展料は 8,000 円かかりますが、貴重なオフラインの販売ができるので、興味のある方は出展してみてください。
まとめ
エンジニア向けに、執筆した本を販売するプラットフォームを5つ紹介しました。
最後に紹介したサイトをまとめておきます。
オンライン | オフライン | 紙 | 手数料 | 集客 | |
---|---|---|---|---|---|
技術書典 | ○ | ○ | ○ | 売上20万円以降20% | ○ |
Booth | ○ | X | ○ | 5.6%+22円 | △ |
Zenn | ○ | X | X | 13.6% | ○ |
Kindle | ○ | X | X | 35% | ◎ |
WordPress | ○ | X | X | プラグインによる | △ |
技術博 | X | ○ | ○ | 出展料8,000円 | ○ |
という人でも大丈夫なように、本サイトで解説しているので安心してください。
本サイトの記事を読みつつ、本を執筆して販売してみましょう。