転職活動をする上で、転職サイトへの登録は必須です。
登録をするだけでスカウトが届いたり、気になるワードで求人を検索して比較検討することもできます。
ただ、調べてもたくさんのサイトが出てくるため、どのサイトがいいのかわからないですよね。
手当たりしだいに登録しても、時間ばかりかかってしまいます。
本記事では、私が実際に使った9つの転職サイトをコメント付きで紹介しました。
ステマなしで率直な感想を書いているので、他の似たような記事よりも参考になると思います。
それでは、さっそく見ていきましょう。
転職サイトの種類
一口に「転職サイト」と言っても、それぞれ特徴があります。
個人的には大きく3つあると思っているので、それぞれに分類してみました。
「転職エージェント経由」型
「転職エージェント経由」とは、企業と直接やり取りするのではなく、転職エージェントをはさんでやり取りするパターンです。
例えば、以下のサイトですね。
- リクルートエージェント
- doda
- パソナキャリア
- レバテックキャリア
転職エージェントを使うメリットは次のようなものがあります。
- 企業との調整ごとを代行してくれる
- 自分の話を聞いた上で求人を紹介してくれる
- 悩み相談や提出書類の添削、面接対策をしてくれる
転職活動の後半になってくるとひとりで活動できる実力がついてきますが、はじめの頃はエージェントにいろいろと教えてもらいました。
話を聞いてもらうだけでも思考の整理になったりするので、利用してよかったというのが個人的な感想です。
運営している会社の規模がとても大きいのも特徴のひとつです。
「スカウト」型
スカウト型は、自分で求人を探すのではなく、企業や転職エージェントからスカウトが届くタイプの転職サイトです。
例えば、以下のサイトですね。
- ビズリーチ
- openwork
スカウトが届くタイプは何もしなくていいので、とりあえず登録だけしておくことをおすすめします。
ただし、手当たりしだいにスカウトを送っている企業もそれなりにあるようです。
なぜそう思うかというと、全然スキルがマッチしないスカウトや、宛先の名前が間違っているスカウトなんかもあったためですね。
と喜ぶ前に、ちゃんとプロフィールを読んでスカウトを送ってきてくれたのか、文面を確認してみましょう。
「スカウト+検索」型
「スカウト+検索」型は、スカウトも届くけど求人も載っているパターンです。
例えば、以下のサイトですね。
- Wantedly
- type
スカウトが届くのでとりあえず登録だけしておき、必要に応じて気になる求人を検索する使い方がいいと思います。
30歳エンジニアが「9つの転職サイト」を使用した率直な感想
では大まかに転職サイトの種類を理解したところで、それぞれのサイトについて見ていきましょう。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職サイトの最大手です。
転職をするなら、まずはリクルートエージェントに登録しておけば間違いありません。
求人数も多く、求人の質も高いのと、毎日一定数の求人が届くのでとても使いやすいと思います。
面談の日程調整も Web 上でできますし、サイト自体も使いやすかったです。
また、リクルートエージェントに登録するときに「リクナビNEXT」にも自動登録されますが、これは完全に別サービスなので注意してください。
紹介されている求人は中小〜大企業メインであり、ベンチャー企業の求人はそこまで多くないので、別サイトも併用するのがいいでしょう。
doda
リクルートエージェントにつぐ大手の転職サイトです。
求人数が多く、検索もしやすいです。
実際に使ってみましたが、より求人数の多いリクルートエージェントを使うのでも問題ないかなと感じました。
専任の転職エージェントがつき、いろいろ話を聞いた上で求人を紹介してくれたりします。
私の担当だった人はとにかく電話のアポイントを取りたがる人で、少し圧を感じました。
使い方としては、リクルートエージェントで求人検索はしたけど、同じ条件で別の求人がないか調べるのに適していると思います。
パソナキャリア
3年連続で満足度1位の転職サイトです。
専任のエージェントの人はとても優秀な方で、話した感じだと一番レベルが高かったです。
ただ流れてくる求人数が少ないので、最初に伝えた求人の方向性と転職したい方向性があっていないと、物足りなさを感じると思います。
あまり他で見ない求人もいくつかあったので、使う価値はあると感じました。
LINE と連携もしているので、気軽にエージェントに相談ができたりもします。
求人としては30〜40代の人向けが多いような気がしました。
ビズリーチ
「ビズリーチ」はハイキャリア向けの転職サイトで、全体の3分の1が1000万円以上の求人となっています。
登録時に審査もあるためドキドキしますが、私は問題なく登録できました。
転職エージェントは「ヘッドハンター」と呼ばれていて特別感がありますが、エージェントのレベル感は他のサイトと特に変わらない印象でした。
大手のエージェントだと専任のエージェントがつきますが、ビズリーチはスカウトがメインなのでエージェントはつきません。
一部有料のプランもありますが、このサイトで課金するなら別の転職サイトで探したほうがコスパがいいかなと思いました。
使い方としては、スカウトが来たら内容を見て、よさそうならコンタクトを取ってみるのがいいと思います。
自分で求人を探したい場合は、他のサイトも併用するのがいいです。
ビジネスSNSなので転職サイトではありませんが、「現在求職中」のステータスにすると、積極的にスカウトが届きます。
転職エージェントには返信不要ですが、企業からのスカウトが来ることもあるので、ここはチェックしておくべきです。
登録してただ待つだけなので、最初の登録は手間ですがやっておいて損はないと思います。
LinkedIn で求人を探すというよりかは、スカウトの間口を広げる目的で使用するといいでしょう。
openwork
企業の口コミサイトですが、登録すると企業と転職エージェントからスカウトが届きます。
求人を探すのには向いていませんが、企業からのスカウトは目を通して、気になるところがあれば話を聞いてみるのがいいです。
いろんなサイトで求人を見たときに「仕事内容はよさそうだな」と思っても、口コミを見るとよくないことが多く書かれていたりします。
立ち上げてすぐのベンチャー企業を除いて、かなり多くの企業に関する口コミが読めるので、おすすめできるサイトです。
企業に応募する前に、このサイトで口コミをチェックしておくといいでしょう。
レバテックキャリア
ITエンジニアに特化した転職サイトです。
専任のエージェントがつきますが、私の担当だった人はあまり経験がない人なのか、そこまで有益な情報は得られませんでした。
求人も自動マッチングするわけではないので、自分で探しに行くか、エージェントに探してもらうしかありません。
エンジニアの求人はかなりたくさんあるため、一度検索してみるのがおすすめです。
ただし、ところどころ SES の求人も混じっているので、そのあたりは自分で調べてフィルタリングしていく必要があると感じました。
type
typeは、転職エージェントがつかない転職サイトです。
実際に求人の検索もしてみましたが、全体的に求人の質が他のサイトに比べて劣っていると感じました。
年収のレンジも低く、未経験者歓迎の求人も目立ちます。
同業種で年収のレンジを上げたいと思っている人にはあわなさそうで、異業種未経験で転職したい人はあっているかもしれません。
登録するとスカウトが届くので、スカウトの内容をたまに見るのはいいと思いますが、メインで使う必要はないかなと感じました。
Wantedly
ベンチャー企業の求人が多い転職サイトで、他の転職サイトにはない求人がたくさん載っています。
面白そうだなと思える企業が多い一方で、想定年収が書かれていないため応募しにくい雰囲気がありました。
例えば500万円の年収を希望していたとして、企業側は450万円が上限だった場合、選考を進めても希望が叶わない可能性が高いですよね。
もちろん例外はありますが、基本的には年収のレンジが決まっているはずなので、明記されている方が後で「こんなはずじゃなかった」とならないと思います。
とはいえ、他の転職サイトにはない企業からスカウトがきたりするので、登録はしておくのがおすすめです。
最後に
30歳エンジニアが「9つの転職サイト」を使用した率直な感想を紹介してきました。
個人的なオススメの使い方は以下のとおりです。
- どのサイトもとりあえず登録だけしておく
- 適宜、各サイトで企業からのスカウト内容をチェックする
- リクルートエージェントで求人検索し、ベンチャーは Wantedly で検索する
上記でやっておけば、間違いないかなと思います。
この記事があなたの転職活動の役に立てば幸いです。